お花を楽しむために~水揚げ方法いろいろ~

まずは「水切り」をお試しください。
そのほは、お花の種類に合わせたさまざまな水揚げ方法をご紹介します。

お花にとって最も悪影響なのは雑菌の繁殖です。お花を切る際の刃物は清潔でよく切れるものを、使用する花瓶などもできるだけ清潔に保ちましょう。


水揚げ方法いろいろ


水折り

・深めのバケツなどに水を張り、水中で茎をポキッと折る方法です。
・折った先がささくれ立ち、水に触れる面積が大きくなることで吸水力がアップします。
・一度で折れない場合はねじ切ってもOKです。

水折りに向くお花
・トルコギキョウ ・キク類 ・細めの花木 など

深水

・新聞紙などで全体を包み込み、草丈の半分以上を水に漬けます。
・水の圧力により給水が促されますが、葉や茎が傷みにくい丈夫なお花に向いています。
・水切りをしてもシャキッとしない場合や、花の先端が垂れてしまう場合にお試しください。

深水に向くお花
・ひまわり ・ストック ・バラ など

根元割り

・茎が硬く「水切り」ができない花木や枝ものに用いられる方法です。
・切った後にハサミで切り口を押し広げると水に接する面積が広がり、より効果的です。
・枝が細い場合は1回、太い場合は十字に2回切り込みを入れます。

根元割りに向くお花
・スモークツリー ・ウメモドキ など枝もの全般

ワンポイント


  • お花を飾る場所は15℃~20℃くらいが最適です。直射日光や冷暖房の風は苦手ですので、置き場所に注意してください。
  • 花に最も悪影響なのは、花瓶の水が傷むことです。水は夏場は1日おき、冬場は2~3日おきに交換してください。また、その際花瓶もよく洗うことをおすすめします。
  • 花瓶の水に市販の切り花延命剤を使うと抗菌効果と栄養補給によりより長く 楽しむことができます。また、延命剤の種類によっては水替えが不要になる場合もあります(延命剤の説明書をお読みください)。
  • 1本から複数の花が咲いていたり、あとにつぼみのあるお花は、咲き終わったお花から順番に摘み取っていってください。小さなつぼみが咲きやすくなります。